風俗・習慣・健康等
令和2年8月20日
1.風俗,習慣,国民性に関する留意事項
国民の85%以上がイスラム教徒です。中東諸国ほどイスラム教的色彩は濃厚ではありませんが,憲法上イスラム教は国教とされており,日常生活の行動規範としてもイスラム教の影響が強くあります。
なお,当国内におけるアルコール規制については,不明瞭な点があり,在バングラデシュ日本国大使館よりバングラデシュ関係機関に,日本人に対する国内でのアルコール類購入等に係る規制等につき照会したところ,次のとおり回答がありました。
(1)日本人は,在留資格が短期であるか,長期であるかに関わらず当国内におけるアルコール類の購入制限量はない。
(2)但し,日本人がアルコール類を購入し,また,自宅に運搬する場合には,次の点に注意する必要がある。
・購入者である日本人が,個人的に消費するものであることを証明できるようにする。
・日本人が購入したアルコール類をバングラデシュ人に転売するのは違法であり,摘発の対象となる。
・バングラデシュ人に対しては,アルコールに係る国内規制がある。従って,日本人が大量のアルコール類を購入・運搬し,また,運転手以外のバングラデシュ人が同行している場合等,バングラデシュ人への転売の可能性が疑われる際には事情聴取等が行われる可能性がある。
つきましては,在留邦人の皆様が当国内でビール等のアルコール類を調達し,また,運搬する場合には,次の点にご注意下さい。なお,運搬途中の検問所等において身柄を拘束される等の事態が発生した場合には,速やかに在バングラデシュ日本国大使館までご連絡下さい。
(1)一度に大量のアルコール類を購入しない。
(2)やむを得ず大量のアルコール類を一度に購入する場合には,検問所における職務質問に備え,所属する会社からの証明書等を携行する。
(3)運転手以外のバングラデシュ人を可能な限り同行させない(運転手以外のバングラデシュ人が同行した場合には,購入者である日本人が購入したビール等を同バングラデシュ人に転売すると疑われる可能性があります)。
(4)アルコール類は,正規の販売店で購入する。
いずれにしても,当国ではアルコール消費については慎重に対応することが望ましく,レストランなど外部から見られる環境においては,飲酒を控えることが肝要です。
・イスラム教では,ラマダンにあたる約1ヶ月間は,日の出から日没まで断食します。同期間中はイスラム教徒の前で,日中飲食を摂ったりすることは好ましくありません。
・女性の単独行動はなるべく避け,また,外出する際は肌を露出させない服装に心掛けてください。特に,ミニスカートやタンクトップなどはタブーです。
・イスラム教では,金曜日が集団礼拝日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやデモが行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設に近付かないようにしてください。
なお,当国内におけるアルコール規制については,不明瞭な点があり,在バングラデシュ日本国大使館よりバングラデシュ関係機関に,日本人に対する国内でのアルコール類購入等に係る規制等につき照会したところ,次のとおり回答がありました。
(1)日本人は,在留資格が短期であるか,長期であるかに関わらず当国内におけるアルコール類の購入制限量はない。
(2)但し,日本人がアルコール類を購入し,また,自宅に運搬する場合には,次の点に注意する必要がある。
・購入者である日本人が,個人的に消費するものであることを証明できるようにする。
・日本人が購入したアルコール類をバングラデシュ人に転売するのは違法であり,摘発の対象となる。
・バングラデシュ人に対しては,アルコールに係る国内規制がある。従って,日本人が大量のアルコール類を購入・運搬し,また,運転手以外のバングラデシュ人が同行している場合等,バングラデシュ人への転売の可能性が疑われる際には事情聴取等が行われる可能性がある。
つきましては,在留邦人の皆様が当国内でビール等のアルコール類を調達し,また,運搬する場合には,次の点にご注意下さい。なお,運搬途中の検問所等において身柄を拘束される等の事態が発生した場合には,速やかに在バングラデシュ日本国大使館までご連絡下さい。
(1)一度に大量のアルコール類を購入しない。
(2)やむを得ず大量のアルコール類を一度に購入する場合には,検問所における職務質問に備え,所属する会社からの証明書等を携行する。
(3)運転手以外のバングラデシュ人を可能な限り同行させない(運転手以外のバングラデシュ人が同行した場合には,購入者である日本人が購入したビール等を同バングラデシュ人に転売すると疑われる可能性があります)。
(4)アルコール類は,正規の販売店で購入する。
いずれにしても,当国ではアルコール消費については慎重に対応することが望ましく,レストランなど外部から見られる環境においては,飲酒を控えることが肝要です。
・イスラム教では,ラマダンにあたる約1ヶ月間は,日の出から日没まで断食します。同期間中はイスラム教徒の前で,日中飲食を摂ったりすることは好ましくありません。
・女性の単独行動はなるべく避け,また,外出する際は肌を露出させない服装に心掛けてください。特に,ミニスカートやタンクトップなどはタブーです。
・イスラム教では,金曜日が集団礼拝日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやデモが行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設に近付かないようにしてください。
2.衛生事情
バングラデシュの気候は,一般に高温多湿であるため,カビ,細菌が繁殖しやすくなっています。さらに,上下水道等の衛生施設が十分に整備されていないので,衛生環境は劣悪な状態にあります。一流ホテルであっても生水は飲まないようにし,また食べ物については,生のもの,加熱が不十分なもの,また,十分に加熱したものでも,加熱後に時間が経って冷めてしまったものには注意が必要です。
3.病気
(1)感染症
主な病気として,細菌性赤痢,腸チフス,急性肝炎,寄生虫病,皮膚病,眼病等が頻繁に発生しているほか,東部のシレット地方,チッタゴン丘陵地帯は熱帯熱マラリアが多発しており,過去には,チッタゴン丘陵地帯で取材活動をしていた日本人ジャーナリストがマラリアに罹患し死亡しています。また,ここ数年デング熱が流行しており,ダッカ在住の在留邦人の間でも罹患する人が多数みられるので,長袖・長ズボンの着用,蚊に刺されないよう蚊取り線香や虫除けスプレーを使用する等十分な注意が必要です。
(2)常備薬
下痢止め,解熱剤等の常備薬を携行することをお勧めします。
(3)予防接種
予防接種の義務はありませんが,破傷風トキソイド,A型肝炎,B型肝炎,狂犬病,腸チフス,日本脳炎のワクチンは接種しておいた方が良いでしょう。
(4) 新型コロナウイルス関連情報
新型コロナウイルス関連情報はこちらをご覧ください。
主な病気として,細菌性赤痢,腸チフス,急性肝炎,寄生虫病,皮膚病,眼病等が頻繁に発生しているほか,東部のシレット地方,チッタゴン丘陵地帯は熱帯熱マラリアが多発しており,過去には,チッタゴン丘陵地帯で取材活動をしていた日本人ジャーナリストがマラリアに罹患し死亡しています。また,ここ数年デング熱が流行しており,ダッカ在住の在留邦人の間でも罹患する人が多数みられるので,長袖・長ズボンの着用,蚊に刺されないよう蚊取り線香や虫除けスプレーを使用する等十分な注意が必要です。
(2)常備薬
下痢止め,解熱剤等の常備薬を携行することをお勧めします。
(3)予防接種
予防接種の義務はありませんが,破傷風トキソイド,A型肝炎,B型肝炎,狂犬病,腸チフス,日本脳炎のワクチンは接種しておいた方が良いでしょう。
(4) 新型コロナウイルス関連情報
新型コロナウイルス関連情報はこちらをご覧ください。
4.医療事情
医療水準は日本と比べ遅れており,最新の医療設備を備えた病院も大都市の一部に限られており,医師及び薬品も慢性的に不足しています。尿,血液,肝機能などの検査や,風邪などの簡単な治療は問題ありませんが,専門的な治療や入院を要する場合は,タイやシンガポールなどへ移送されているのが現状です。万一に備えて,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
・「世界の医療事情」
(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/bangla.html )で,バングラデシュ国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
・「感染症情報」(http://www.forth.go.jp/ )
・「世界の医療事情」
(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/bangla.html )で,バングラデシュ国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
・「感染症情報」(http://www.forth.go.jp/ )