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日本語の最新号及びバックナンバー

メールマガジン バックナンバー

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  日本・バングラデシュ交流メールマガジン(第60号・2006/6/15) 
       ―日本とバングラデシュの橋渡しのために―      
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 本メールマガジンは、当地在留邦人の皆様及び希望者に送付しておりま
 す。本メールマガジンの配信開始・変更・中止のご希望がありましたら
 、編集部までご連絡いただければ幸いです。            
  mail@embjp.accesstel.net                   
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□ 目次 □

【1】最近の日本・バングラデシュ関係
[これまで]
● 日本学生支援機構留学説明会(6月9日・ダッカ)
● 大ファリドプール農村インフラ整備事業(6月8日・ダッカ)
● 留学支援無償資金協力人材育成奨学計画(JDS)壮行会(6月8日・ダッカ)

【2】日本企業支援情報
●2006-2007年度バングラデシュ国家予算(6月8日)

【3】特別寄稿「個々の念いが道を拓く」
(民間ODAモニター 鍬形年十)

【4】お知らせ
●ワールドカップサッカー・日本対クロアチア戦観戦会(6月18日・ダッカ)

【5】編集後記

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【1】 最近の日本・バングラデシュ関係
[これま
で]
●日本学生支援機構留学説明会(6月9日・ダッカ)

6月9日午後3時半より、日本学生支援機構(JASSO)、帰国留学生会(JUAAB)及び当館の共催による留学説明会がバングラデシュ工科大学(BUET)講堂で行われました。

近年バングラデシュから私費による留学生が増加していることを受けて、文部科学省奨学金以外による留学等を中心に説明がなされ、約700人が集まり大盛況のうちに終わりました。

● 大ファリドプール農村インフラ整備事業(6月8日・ダッカ)

6月8日、日本政府は大ファリドプール農村インフラ整備事業に対する2億タカの債務救済無償見返り資金供与を承認しました。

日本政府は2001年より、洪水の被害が比較的甚大な地域及び貧困地域における道路、橋等の農村インフラ整備を支援しています。

これまで日本政府がバングラデシュに対して供与した債務救済無償見返り資金は、約1510億タカに相当します。

井上正幸大使は、当該援助がファリドプール農村の通信ネットワーク及び社会経済活動に大きな役割を果たしてほしい旨、発言されました。

● 留学支援無償資金協力人材育成奨学計画(JDS)壮行会(6月8日・ダッカ)

6月8日、井上大使は20名のJDS留学生壮行会を大使公邸で行いました。留学生は来月渡日し、それぞれの知識や技能を高めます。壮行会には既に帰国したJDS留学生や、関係各省関係者も出席しました。

本年のJDSには350名の応募があり、その中から選ばれた20名の留学生は2ヶ月間の日本語研修を修了し、7月初めに日本に向けて出発し、修士号取得に向けて2年間勉強します。

井上大使は席上、日本、バングラデシュの両国民は20人の合格者に大きな期待を寄せている旨発言されました。

バングラデシュの留学生関係無償事業については以下のウェブサイトをご覧下さい。
http://www.jice.org/english/jds/bangladesh_org.html

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【2】日本企業支援情報

●2006-2007年度バングラデシュ国家予算(6月8日)

6月8日、国会にて2006-2007年度予算が提出されました。サイフル・ラーマン財務計画大臣による予算演説原稿他の資料は財務省財務局ウェブサイトに掲載されています。

http://www.mof.gov.bd/index.html

当館で作成した2006-2007年度バングラデシュ国家予算の概要とコメントを以下のウェブサイトに掲載しましたので、ご覧頂ければ幸いです。

http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/content/yosan2006-2007.html

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【3】特別寄稿「個々の念いが道を拓く」(民間ODAモニター 鍬形年十)

5年前の「ODA民間モニター」の体験を再びと計画した今回のバングラデシュ再訪問。バングラデシュの変化を期待した「浦島太郎」の帰郷の気持ちであった。
 
つよく視たいと望んでいたプロジェクトは二つ。一つはジョソール地方での「飲用水砒素汚染の改善」であり,もうひとつは「ストリートチルドレン支援活動」であった。
 
オールドダッカも視る。人、人、人が重なるように活動しているさまと古い家並み。ダッカの都市問題がどんなものかが垣間見えた。
 
これぞバングラデシュというほどの騒音、雑踏に満ちたサエダバットという町の中の使われなくなったバスターミナルの一角。ブルーシートに座して学ぶ子どもたちの「ストリートスクール」。つづいて視た「ドロップインセンター:休息所」。そこで我々は「NGOに任せず政府が取り組むべき課題ではないか」と考えていた。しかし、ふと頭をよぎったのは一世紀以上も昔の日本の熊本でのことであった。
 
1877年(明治10年)、日本での最後の内戦といわれる「西南戦争」が起こった。西郷隆盛による反政府運動である。焼野ケ原になった熊本の城下。戦禍の痕に多くの貧民が排出されたと史実は伝える。そのとき一民間人によって設立されたのが「貧児寮」であった。今も「大江学園」という児童福祉施設として永々と歴史を刻んでいる。
 
政府が取り組めばベストだが,そんな状態にないバングラデシュ。だから現地NGOが踏ん張っている。「政府が」の前に「やれる者が」「民間が」ではないかと熊本の先人の行動に学んだ。「西南戦争」から130年ばかり。日本の児童福祉もかつてはサエダバットのそれと同じではなかっただろうか。書物にもなっている「貧児寮」と塘林虎五郎。その実践をバングラデシュの「ストリートチルドレン」の支援に携わる人々に伝え、勇気づけ、励ましたいと考える。そのことがかつて日本が歩んだ道を生かすひとつになるのではないだろうか。
 
ジョソールで飲料水の砒素汚染の改善に取り組むAAN(アジア砒素ネットワーク:本部宮崎市)も日本の歴史の中から生まれ、学び、活動してきた。AAN事務局長の川原一之さんの著書にくわしいが、AANの「土呂久の経験をアジアへ」の理念のもとになった経験とは1920年(大正9年)に遡る。宮崎県の山中の土呂久鉱山で亜砒焼きが始まったことに由来する。自然豊な山村に亜砒酸が飛散し、大気を、水を、土を汚染し、牛馬を、人を蝕んでいった悲惨な歴史である。ここでもひとりの勇気ある獣医師の行動があった。そして問題解決の道が拓かれていく。
 
「土呂久をアジアに伝える」AANの住民の側に立った地道な活動がジョソールで住民に感謝されている実態を視て日本の経験が、歴史がアジアで生かされていると感動した。
 
ODA(政府開発援助)としてお金の援助に留まることなく、日本の、民間の力や体験がアジアの世界の人々に生かされることの重要さを感じたバングラデシュ再訪問であった。
 
個々の思いが道を拓き、歴史を動かすと再考したバングラデシュでもあった。

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【4】お知らせ

●ワールドカップサッカー・日本対クロアチア戦観戦会(6月18日・ダッカ)

6月18日(日)、ワールドカップサッカー「日本対クロアチア」戦の観戦会が、下記の通り開催されます。大事な初戦を落としてしまいましたがひるんではいられません。もう一度日本代表へ、ダッカから声援を送り、前回以上に盛り上がり、日本の勝利を信じ、試合後に勝利の祝杯をあげましょう。

観戦希望の方は、末尾のフォームに必要事項を記載の上、18日昼12時までに、football_dhaka2006@yahoo.co.jp (ballの後はアンダーバーで
す。
ドメインは comではありません)まで事前登録頂けますようお願い致します。 事前登録なしでもご来場頂けますが、受付の都合上、なる
べくご連絡いただけますようご協力願います。

日時: 6月18日(日)夜6時30分から(7時キックオフ)
場所:  Asia Pacific Blossom HotelのConference Room (最上階)


Address:House # 27 . Park Road, Baridhara, Dhaka-1212
TEL: 02-9880406, 9884233, 9889895, 8810422
FAX: 02-9888512
(場所以外のお問い合わせは、下記問合先までお願いします。)
URL: http://www.blossomhotel.net 
駐車場:Park Roadに面しているため駐車場は限られております。
会費: 大人(中学生以上)500タカ、子供(小学生以下)無料。(*2)


(食事とソフトドリンク付(*3)。アルコール類は各自持参お願い致します。グラスや氷はホテルで用意されます。)
(会場では、一部椅子を用意していますが、大部分はシーツを張ったタイル床の上に座っていただきますので、必要な方は座布団等をお持ちください。)
入場資格:日本代表チームを「楽しく」応援する方どなたでも。(*4)
主催:サッカー同好会(実行委員長:宮沢一朗)
問合先:日本国大使館(豊田秀夫:0171-3037820)
      JICA(横田健太郎:0171-3043173)
      JOCV(三田智輝:0171-3040645)
     その他(宮沢一朗:0171-5578534、i.miyazawa@unesco.org

(*1)同じバリダラ内のAsia Pacific Hotelではありません。
(*2)観戦にあたり、ジェネレータをはじめ、ケーブルテレビ、BTVアンテナの準備等最善を努めておりますが、ダッカ市全土の停電等、ホテル側の責任外の事情で観戦できない場合でも、主催者側からの返金には応じかねます。
(*3)メニュー:季節のサラダ、焼き飯、焼きそば、鶏唐揚げ、エビチリ、温野菜
(*4)著しく他の観戦者の気分を害する行為をとられる方は、レッドカードです。
(*5)貴重品の管理は個人の責任でお願いいたします。

 ------事前参加登録フォーム------
 (以下を例に、観戦者全員のご氏名と大人/子供の記述を願います。)

観戦者氏名: 日本一郎 (大人)
          日本花子 (大人)
          日本太郎 (小学生)
          日本次郎 (5歳)
                 人数: 4人

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【5】編集後記

今号から日本語メルマガの担当者が変わりました。これまでメルマガを担当してきました飴谷に代わりまして、私、小澤が編集を担当することになりました。前任者に負けないよう充実したメルマガを配信していきたいと思いますので、これまでとお変わり無くご愛読頂けると幸いです。今後とも本メルマガを宜しくお願い申し上げます。(在バングラデシュ日本大使館総務・広報文化班 小澤裕輔)

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発行:在バングラデシュ日本大使館
Embassy of Japan in Bangladesh
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電話(880-2)881-0087
FAX(880-2)882-6737
http://www.bd.emb-japan.go.jp/

 

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