安全情報

令和7年3月25日

ラマダン月の終了に伴う注意喚起

 まもなくラマダン月が終了いたしますが、引き続き、テロ等への警戒が必要ですので、ご自身の安全確保には十分注意を払ってください。
 
 3月31日(※)の日没をもってラマダン月が明ける予定となっており、その後イード(祝祭日)を迎えます。
※ラマダン月の期間は、月齢観測に依拠するため、上記日程は直前に変更されることがあります。
 
 これまで、ラマダン月や、その前後には世界中で多数のテロ事件が発生しており、バングラデシュでも2016年7月1日(ラマダン月最後の金曜日)には、邦人を含む多数の外国人が犠牲となる事件が発生しています。そのため、一般に、ラマダン月中で最も宗教意識が高まると言われる「みいつの夜(Shab-e-Qadr:3月28日)」からイードが終わるまでの間はテロ等への警戒を高める必要があります。
 
 また、治安機関からの情報によれば、現在までのところ、テロ関連の具体的な脅威は確認されていませんが、ラマダン月の終了前後の3月26日から4月10日までは不測の事態に備えた注意が求められています。この期間は、多くの住民が市外に出ることにより街が静かになることが予想されますが、人目につかないことから、犯罪が発生する危険性も指摘されています。特にダッカ市内のモハマドプル、カラチャドプル、バッダ、ウットラ、ミルプールなど一部地域において注意が必要とされています。
 移動時には、常に車を使用し、徒歩での移動はできるだけ避け、外出時は目立たないように行動する、早朝夜間の外出や移動を控える等十分ご注意ください。
 
 在留邦人の皆様におかれましては、引き続き報道などから常に最新情報の入手に努めるとともに、不要不急の外出を控えるなど、ご自身の安全確保に十分注意を払ってください。また、外出の際は不測の事態に巻き込まれないよう、群衆への接近を避け、周囲の状況に注意した慎重な行動を心掛け、仮に、デモ・集会等に遭遇した場合にはすぐにその場から退避するなど、ご自身の安全確保に十分注意を払ってください。
 
 安全対策に関する詳細については、2月17日付の海外安全情報(広域情報)「ラマダン期間中の海外渡航・滞在に関する注意喚起」、2月23日付及び3月4日付の当館領事メールもご参照ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2025C002.html
 
 なお、万が一異常事態に遭遇した場合は、まずはご自身の安全を確保していただき、その後、大使館までお知らせください。