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日本語の最新号及びバックナンバー

メールマガジン バックナンバー

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 日本・バングラデシュ交流メールマガジン(第59号追捕・2006/6/6) 
       ―日本とバングラデシュの橋渡しのために―      
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井上大使着任あいさつ「着任にあたって」



堀口松城大使の後任として平成18年5月16日に当地ダッカに着任した井上です。6月1日に大統領代行であるショルカール国会議長に天皇陛下からの信任状を捧呈し、正式に外交活動に入ることになりました。このメールマガジンの読者の方々にはいろいろと教えていただいたり、ご叱正もいただくことになろうかと思いますが、堀口大使同様のご支援をお願い申し上げます。

折角の初めてのメルマガへの執筆ですので、自己紹介を兼ねつつ大使としての抱負を述べたいと思います。大使に任命される前は文部科学省で国際関係を企画し総合調整をする国際統括官の職を務め、併せて日本ユネスコ国内委員会事務総長を務めていました。もともとは1年間の外務省を経て昭和49年に文部省に入りましたが、平成13年1月には旧科学技術庁と統合し文部科学省になり、そこでは科学技術・学術の政策や国際関係を担当する局の局次長でした。文部科学省時代は、海外勤務も含め通算27−8年ぐらいは直接・間接に国際関係に従事していました。途上国との関係では、ユネスコや国連大学、留学生や若手研究者育成などの人材養成の仕事に係わってきました。更には、環境問題を含む地球的規模での課題解決などにも幅広く係わってきました。

修士も含め内外で3大学に行きましたが、バングラデシュがパキスタンから分離独立した昭和46年はインド・パキスタン語学科の丁度大学4年生で、大変な事がおきているとの認識を持ちつつインド経済史やインド亜大陸よりも西のペルシャ語の方に力を注いでいました。当地に着任して改めて気がつきましたが、英国の植民地になる前のムガール朝インドではペルシャ語が宮廷用語で、バングラデシュ人に聞くと約7−8千のペルシャ語の語彙が入っているという事です。ダッカの国立博物館に行くと中世ペルシャの書画がありますが、英領インドの前のインド亜大陸を巡る文化や人のダイナミックな交流を感じました。

大使を拝命して以来関係の書類や本を読んでいますが、バングラデシュ独立以来日本人であるかバングラデシュ人であるかを問わず多くの方々が日本・バングラデシュの協力と友好関係に困難な中ご努力をされてきた事がよくわかり、頭の下がる思いです。ダッカ日本商工会のまとめられた創立30周年記念誌、バングラデシュの社会と文化を描いてきた「遡河」、Jalal先生のまとめられた「バングラデシュ独立における日本の役割」など生き生きと関係者の証言が書かれていて、大いに参考になるとともに今の我々は先人のバトンを引き継ぎ、それを次の人に渡す役目を負っていると思います。

バングラデシュ独立以来、日本はNGOも含めその発展と開発を一貫して支援し、貿易と投資の促進、交流と対話に向け努力をしてきました。特に今の世界情勢や南アジア情勢を思うにつけ、穏健で民主的なイスラム国としてこの国の発展は南アジア地域の安定にとってきわめて重要であり、日本の役割はその発展への努力を支援していくことだと思います。特に来年は総選挙が予定されており、治安の確保がこの国にとって更なる発展や投資拡大のための大前提である事を訴えていきたいと思っています。経済協力、貿易投資の促進、文化交流と対話に向けて精進してまいりたいと思いますのでよろしくお願いします。

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