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日本・バングラデシュ交流メールマガジン(第55号・2006/3/23)
―日本とバングラデシュの橋渡しのために―
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本メールマガジンは、当地在留邦人の皆様及び希望者に送付しておりま
す。本メールマガジンの配信開始・変更・中止のご希望がありましたら
、編集部までご連絡いただければ幸いです。
mail@embjp.accesstel.net
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□ 目次 □
【1】堀口大使メッセージ「バングラデシュ河川の浸食問題」
【2】最近の日本・バングラデシュ関係
[これから]
●日本語スピーチコンテスト(3月24日・ダッカ)
●当地ヒ素汚染に関するNHKBSドキュメンタリー放映(3月25日・日本)
●日本語教育セミナー(3月25日・ダッカ)
●貿易投資セミナー(3月27日・チッタゴン)
●ポヘラ・ボイシャク (Pohela Boishakh) 関連イベント(4月16日・東京)
[これまで]
●障害者支援に対する草の根・人間の安全保障無償(3月23日・ダッカ)
●現地ODAタスクフォース勉強会(3月22日・ダッカ)
●独立戦争記念博物館に対する草の根文化無償(3月22日・ダッカ)
●母子保健研修所に対する草の根・人間の安全保障無償(3月20日・ダッカ)
●米百俵ワークショップ(3月9日〜18日・ダッカ)
●世界食糧計画を通じた食糧援助(3月17日・ローマ)
●日本人学校卒園・卒業式(3月17日・ダッカ)
●初等教育サブセクタープログラム(PEDP2)勉強会(3月16日・ダッカ)
●国際エンゼル協会への草の根・人間の安全保障無償(3月15日・ダッカ)
●国費留学生渡日前オリエンテーション(3月14日・ダッカ)
●徳川記念財団理事長徳川恒孝氏プレスクラブ講演会(3月13日・ダッカ)
●徳川記念財団理事長徳川恒孝氏との懇親会(3月12日・ダッカ)
●援助の現場と日本を結ぶ開発セミナー(3月11日・ダッカ/東京他)
●桜井新参議院議員・町村信孝衆議院議員来訪(3月8〜12日)
●第12回バングラデシュ・ビエンナーレ(3月5〜31日・ダッカ)
[お知らせ]
●IC旅券の導入及び平成18年度領事手数料改定のお知らせ
【3】編集後記
【1】堀口大使メッセージ「バングラデシュ河川の浸食問題」
先日、日本から来訪された桜井新議員とともにアーメド水資源大臣の選挙区ボ ラに招待されました。ボラはダッカから船で8時間半かかります。アリッチャ でジャムナ河と合流したパドマ河がチャンド・プールでメグナ河に合流し、下 流メグナ河(lower Megna)になりベンガル湾に注ぎ込むところで、ヒマラヤ から遙々旅を続けてきたシルトなどの堆積物がボラやハティアなど大きな島を 形成しています。
河の一部広いところは幅が10キロもあって、このような大河を船で下るといつ も悠久な自然との一体感を味わうことができます。船には水深計があって大体 数メートルから十数メートルを示していましたが、川底の堆積状況は刻々変わ るため時には川底の島に乗り上げ、満潮まで待ったり、他の船に引っ張っても らったりしなければならないことがあるそうです。また、河には至るところに 漁師が網をはっているため、スクリューにからんだ時に備えて大体は潜水夫も 乗船しているそうです。船から見る川岸は大体が未護岸のまま浸食されていま すが、時折コンクリート・ブロックで護岸した箇所があり、そこには例外なく 集落が広がっています。
ボラに着いて案内された護岸場所には、盛土をした堤防に40cm四方ののコンク リート・ブロックが並べられていましたが、ブロックの間はかなり不規則な空 間があり、護岸効果上少し心配になりました。しかし、現地の係官に見せても らった地図では護岸部分と非護岸部分では大きな差があり、護岸部分のすぐ隣 から始まる護岸されていない川岸は年間200メートルも浸食されていることが 示されていました。多くの堤防は寿命が2年から5年しかないため、奥へ奥へ と絶えず堤防を造り続け、住民はその都度堤防の内側に家を作り直す必要があ ります。アーメド大臣は、浸食のため金持ちが一夜で文無しになった例はいく らでも見てきたと感慨を込めて話していました。
この視察から一週間後の当地紙に、ジャムナ、パドマ、下流メグナの3河川の 両岸2,400キロで毎年8,700ヘクタールが浸食され、15万人が家を失っていると の記事が載っていました。流出した土砂は下流で新たな島(チョー)として堆 積しますが、ボラの南の水域では無数に生じる小さな島と島とを堤防で結ぶこ とで堆積を加速する措置が取られていました。こうして「造成」された島は土 地を失ったりした農民たちに配分されるそうです。
ただし、先の新聞報道では、下流メグナ河のチャンド・プールからハティア島 北端までの90キロの範囲で1984年から2003年迄に24,137ヘクタールの土地が流 出したのに対し、新たにできた土地は1,936ヘクタールにすぎないとのことで あり、土地のない農民は人口増加もあり今後とも増え続けざるを得ません。も ともと国土の狭いバングラデシュでは、河川による浸食は大きな問題です。
このように川幅が数キロから10キロもあるような大河の浸食に対していかなる 対策が有効でしょうか。ある程度効果のあるコンクリート・ブロックによる護 岸工事の場合、石のないバングラデシュで、コンクリート・ブロックを作る 際、石はインドから輸入し、砂もシレットから運ばなければならない上に、1 つ1つ手作業で作るため、数キロの護岸にも巨額の費用が必要となります。
これだけの費用をかけるのなら、他の方法で農民たちにより永続する生計手段 を与えられるだろうとする意見があるかもしれません。私たちとしても、どの ような支援が可能であるのか考えてみたいと思いますが、大河の浸食に対する 有効な対策は、このような大河と何世紀に亘って生きてきた土地の人々と政府 が知恵を絞り、知恵を出し合うことで何とかみつけて欲しいところです。
(バックナンバー)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/mailMagazine/index.html
(小冊子「日本とバングラデシュの橋渡しのために」)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/pdf/merumagabook.pdf
【2】最近の日本・バングラデシュ関係
[これから]
●日本語スピーチコンテスト(3月24日・ダッカ)
3月24日(金)16:00から18:00、ダッカ日本語教室同窓会(DAJLIAA)主催、
ダッカ大学日本語学科及び当館の共催、国際交流基金(ジャパンファウンデー ション)、ダッカ日本人会の後援で、日本語スピーチコンテストがポルジョト ン・アバカシュ・ホテルにて開催されます。
ダッカ大学日本語学科やダッカ日本語教室等で日本語を勉強している16名の出 場者が、日頃の学習の成果を競い合います。インドのMOSAI日本語学院で講師 を務めている平賀達哉氏のほか、堀口大使、上野日本人会会長、野村日本人学 校校長が審査員を務めます。
また、当地在留の河原崎さんによる琴の演奏も予定されています。
お問い合わせは大使館広報文化班まで。
電話:(880-2)881-0087、FAX:(880-2)882-6737
●当地ヒ素汚染に関するNHKBSドキュメンタリー放映(3月25日・日本)
3月25日(土)午後10:10〜11:00、バングラデシュのヒ素汚染についてのドキュ
メンタリー「井戸からヒ素が バングラデシュ・3000万人の苦しみ」がNHKBS
にて放映されます。
詳細は以下のNHKのウェブサイトをご覧ください。
http://www.nhk.or.jp/bs/bsdoc/
●日本語教育セミナー(3月25日・ダッカ)
3月25日(土)15:00から18:00、ダッカ大学現代言語研究所にて、インドの MOSAI日本語学院講師で国際交流基金ニューデリー事務所日本語教育アドバイ ザーの平賀達哉氏を講師に招き、日本語教師を対象とした日本語教育セミナー を開催いたします。
初級レベルの教え方についてのセミナーのほか、昨年度国際交流基金日本語教 育指導者養成プログラムに参加したダッカ大学日本語学科講師アンサルル・ア ラム氏による日本での研究報告も行われます。
お問い合わせは大使館広報文化班まで。
電話:(880-2)881-0087、FAX:(880-2)882-6737
●貿易投資セミナー(3月27日・チッタゴン)
3月27日(月)10:00から12:30、チッタゴン商工会議所(CCCI)と日バ商工会 議所(JBCCI)の共催で、「貿易投資促進:日本バングラデシュ・イニシア ティブ」と題するセミナーが行われます。当館から堀口大使が出席予定です。
CCCIとJBCCIの役員による発表や参加者とのオープン・ディスカッション等が 行われます。お問合せはCCCIまたはJBCCIまで。
(CCCI事務所)
Mr. Osman Gani Chowdhury, Secretary and Chief Executive
Tel: 711-355, 713-366
(JBCCI事務所)
Tel/Fax: 886-0105
E-mail: jbcci@citech-bd.com
http://www.jetro.go.jp/bangladesh/eng/jbcci/index.html
●ポヘラ・ボイシャク (Pohela Boishakh) 関連イベント(4月16日・東京)
4月16日(日)11:00から18:00まで、東京都豊島区池袋西口公園(東京芸術劇 場前)にてベンガル暦のお正月(ポヘラ・ボイシャク)を祝うイベント(ボイ シャキ・メラ)が開催されます。
例年と同様に無料医療相談が行われる他、今年は国連教育科学文化機関 (UNESCO)が定めた国際母語の日の象徴モニュメント、ショヒド・ミナールの 完成式典が、豊島区役所の主催で行われます。昨年7月にジア首相が日本を訪 問された際に礎石式が行われました。
詳しいプログラムは以下の通りです。
11:00-14:00 無料医療相談
11:00-18:00 カレーフェスティバル
11:00-14:00 子供たちのお絵描きと歌
11:00-14:00 詩の朗読と歌声の輪
15:00-18:00 ニューイヤーコンサート
(案内)
http://www015.upp.so-net.ne.jp/orita/uploader/bangla_fes.jpg
[これまで]
●障害者支援に対する草の根・人間の安全保障無償(3月23日・ダッカ)
3月23日、当地NGOセーブ・ザ・プラネット・アンド・ディスアビリティ (SPD)に対する73,403米ドル(約860万円)の草の根・人間の安全保障無償資 金協力の署名式が、堀口大使とSPDモッラ代表との間で当館にて行われまし た。
SPDは障害者の雇用機会創出、教育、職業訓練機材等を通じ、平等な社会的機 会及び権利を確立することを目的としたNGOです。今回の資金協力は、ムジブ ナガール郡に障害者のための職業訓練・雇用創設・保健支援センターを建設す るプロジェクトに使われます。
本件に関するプレスリリースは以下のウェブサイトに掲載されています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/en/news/pr/pdf/pr_spd230306.pdf
●現地ODAタスクフォース勉強会(3月22日・ダッカ)
3月22日、当館で第33回開発援助勉強会「現地ODAタスクフォースは何を目指 すべきか−バングラデシュ発で実行し提案しよう−」が開催され、約30名が出 席しました。
冒頭、当館経済協力班長の紀谷から、なぜ「現地」は重要なのか、「現地」と 「本部」の関係はいかにあるべきかについて説明がありました。引き続き、 「バングラデシュ現地ODAタスクフォースの挑戦」として、これまで当地で 行ってきた取り組みについて、政策の強化、組織と人の活用、情報の共有、ス キームの組み合わせと柔軟化他の援助国・機関や日本の開発関係者を含むネッ トワーキングの推進という5点に整理しました。最後に、当地の関係者が一体 となって取り組むべき課題として何を設定すべきか問題提起を行いました。
引き続いて出席者間の意見交換が行われました。議論の結果、現地ODAタスク フォースの機能強化は重要だが、それはあくまで手段に過ぎないのであって、 自己目的化することなく、我々はどのような夢・目標を実現したいのかを関係 者で十分に議論し、認識を共有した上で、着実に達成していくことが重要との 点で意見が一致しました。
概要と席上資料は追って以下のウェブサイトに掲載予定です。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/bdmodel/index.html
●独立戦争記念博物館に対する草の根文化無償(3月22日・ダッカ)
3月22日、ダッカにある独立戦争博物館に対する展示機材及び視聴覚機材の供 与に関する草の根文化無償資金協力の署名式が、堀口大使と同博物館ホック理 事との間で当館で行われました。
本件により、同博物館には2台のタッチパネル機器が設置され、来館者が自由 に情報を検索できるようになるほか、同館が行っている「移動博物館」という プロジェクトにマルチメディア機器を導入して、来場者に映像・音声資料を視 聴出来るようになります。
本件に関するプレスリリースは以下のウェブサイトに掲載されています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/en/news/pr/pdf/pr_lwm220306.pdf
●母子保健研修所に対する草の根・人間の安全保障無償(3月20日・ダッカ)
3月20日、エスカンダー福祉財団に対する90,371米ドル(約1千万円)の草の 根・人間の安全保障無償資金協力の署名式が、堀口大使と同財団タルクデル会 長との間で当館で行われました。
同財団は今回の資金協力で、ピロジプールに母子保健研修所の建設を行い、研 修施設、教室、母子保健を中心とした家族計画支援を含む研修施設を提供しま す。約50人の医師と約500人の看護士等が母子保健に関する研修を受けること になっています。
本件に関するプレスリリースは以下のウェブサイトに掲載されています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/en/news/pr/pdf/pr_ewf200306.pdf
●米百俵ワークショップ(3月9日〜18日・ダッカ)
3月9日から18日の10日間、ダッカ市内国立芸術院(シルポコラ・アカデ ミー)において、演劇「米百俵」のワークショップが開催されました。
本件は、国際交流基金の文化協力として、京都にある「すわらじ劇園」の木村 進次代表を当地に招き、15名の俳優に対し、舞台公演を念頭に置いた稽古が行 われました。木村代表は3年前に中米ホンジュラスで行われた米百俵公演の際 にも演技指導をされました。当地での本公演は秋頃を予定しております。
●世界食糧計画を通じた食糧援助(3月17日・ローマ)
日本政府は、世界食糧計画(WFP)を通じ、地域の平和と安定に大きな影響を 及ぼしうる国・地域や、不安定な移行期の中で食糧を必要としている国などに ついて、合計13億8500万円の食糧援助を行うこととし、このための書簡の交換 が、日本時間3月17日、ローマにおいて、中村駐イタリア大使とジェームス・ モリスWFP事務局長との間で行われました。
今回の食糧援助対象のうち、バングラデシュに対する援助は5億円にのぼり、 全体の3分の1以上を占めています。
本件に関する外務省プレスリリースは次のウェブサイトに掲載されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/18/rls_0317e.html (日本語)
http://www.mofa.go.jp/announce/announce/2006/3/0317-3.html (英語)
また、当館とWFPバングラデシュ事務所で共同で発出したプレスリリースは、 以下のウェブサイトに掲載されています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/en/news/pr/pdf/pr_japanwfp190306.pdf
●日本人学校卒園・卒業式(3月17日・ダッカ)
3月17日、ダッカ日本人学校で卒園・卒業式が開催され、児童1名が小学部を 卒業、園児3名が幼稚部を卒園しました。
●初等教育サブセクタープログラム(PEDP2)勉強会(3月16日・ダッカ)
3月16日、JICA会議室において、「PEDP2(SWAPs:初等教育サブセクタープロ グラム)の進捗」と題した勉強会が開催されました。長岡康雅JICA長期専門家 ・初等教育アドバイザーが、PEDP2プログラム全体とJICA技術協力の調和化ア ラインメントについて発表され、参加者との意見交換が行われました。
(概要)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/bdmodel/060316minute.html
(資料)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/bdmodel/pdf/060316pedp2progresschallenges.pdf
●国際エンゼル協会への草の根・人間の安全保障無償(3月15日・ダッカ)
日本政府は、国際エンゼル協会に対し、コナバリ及びガジプールにおける教育 施設拡充に資することを目的として、86,907米ドル(約1千万円)の草の根・ 人間の安全保障無償資金協力を行うこととし、このための署名式が3月15日、 堀口大使と同協会アジズル・バリ事務局長との間で行われました。
この資金協力により、同協会は、500名以上の児童に教育・研修を受ける場を 提供することが可能となる他、孤児や女性にも支援の対象を広げることができ ます。
本件に関するプレスリリースは以下のウェブサイトに掲載されています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/en/news/pr/pdf/pr_angelassociation150306.pdf
(国際エンゼル協会)
http://www.angel-ngo.gr.jp/
●国費留学生渡日前オリエンテーション(3月14日・ダッカ)
平成18年度文部科学省奨学生(大使館推薦)20名が4月上旬に渡日予定です。 今年は研究留学生16名、学部留学生1名、高専留学生2名、専修学校留学生1 名が採用されました。
奨学生が日本へ渡る前の準備のため、当館でオリエンテーションを開催し、帰 国留学生会(JUAAB)より、チョウドリー事務局長に出席頂いて日本での生活 等について自身の経験を交えながら説明や質疑応答を行いました。堀口大使か らは是非母国に戻って母国のために活躍してもらいたいと激励しました。
本件に関するプレスリリースは以下のウェブサイトに掲載されています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/en/news/pr/pdf/pr_monbukagakusho210306.pdf
●徳川記念財団理事長徳川恒孝氏プレスクラブ講演会(3月13日・ダッカ)
3月13日、徳川記念財団理事長徳川恒孝(つねなり)氏の講演会が日バ商工会 議所(JBCCI)、JETRO、当館の共催でナショナル・プレス・クラブで開催され ました。
「Sources of Success for Japan's Modernization -AHistorical and Caltural Perspective-」をテーマに、日本では近代化にとって重要な4つの 要素「高い教育水準」「勤勉な国民」「高い社会道徳」「発達した市場経済」 が江戸時代にすでに備わっていたため、明治以降の急速な近代化を遂げること ができた、バングラデシュでは如何に応用できるか、といった内容の講演が行 われた後、参加者との質疑応答が行われました。
堀口大使は以下のスピーチを行いました。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/en/embassy/speeches/sp_tokugawa130306.html
●徳川記念財団理事長徳川恒孝氏との懇親会(3月12日・ダッカ)
3月12日、徳川記念財団理事長徳川恒孝(つねなり)氏(徳川家第18代当主) との懇親会がダッカ日本人会、ダッカ商工会、当館の共催で開催されました。
冒頭、徳川氏から江戸時代の武士階級の教育や規範、あるいは庶民の旅行ブー ム等についての講演があり、質疑応答を行いましたが、講演内容に関するもの から財団の所蔵品、徳川氏自身に関するものまで様々な質問が出され、大変盛
り上がりました。
(徳川記念財団HP)
http://www.tokugawa.ne.jp/
●援助の現場と日本を結ぶ開発セミナー(3月11日・ダッカ/東京他)
3月11日、バングラデシュ・タンザニア現地ODAタスクフォース主催による援 助の現場と日本を結ぶ開発セミナー「途上国の人たちとともに未来を創る!」 が、両国と東京・大阪をテレビ会議で結んで開催されました。
バングラデシュからは、
・現地ODAタスクフォースの概要(大使館・紀谷参事官)
・ダッカの都市環境を知ろうツアー♪(JICA・武士俣所員)
・水道公社の経営改善(JBIC・永井駐在員)
・ダッカのストリートチルドレン支援活動(シャプラニール・藤岡事務所長)
が発表され、参加者との活発な意見交換が行われました。
当日の席上資料は次のウェブサイトに掲載されています。
http://www.jica.go.jp/event/060311_01.html
●桜井新参議院議員・町村信孝衆議院議員来訪(3月8〜12日)
桜井新参議院議員(日本・バングラデシュ議員連盟会長)が3月8日から12日 まで、町村信孝衆議院議員が3月9日から12日までバングラデシュをご訪問さ れました。
桜井議員は、ジア首相、ハシナ・アワミ連盟総裁、エルシャド元大統領、カー ン外相、ショルカル国会議長、ホセイン院内総務を表敬訪問するとともに、 アーメド水資源大臣の案内でボラ島周辺を含むバングラデシュ南東部における 河川による浸食状況を視察しました。
町村議員は、カーン外相他バングラデシュ政府要人と会うとともに、日本人学 校を視察しました。
●第12回バングラデシュ・ビエンナーレ(3月5〜31日・ダッカ)
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日本とバングラデシュとの 相互理解を深めるための活動の一つとして、第12回バングラデシュ・ビエン ナーレに参加し、「利用/誤用/再利用」をテーマに、NPO法人アーツイニシア ティヴトウキョウ[AIT/エイト]をコミッショナーにむかえ、藤浩志・照屋勇賢 が出品しました。
(バングラデシュ・ビエンナーレ関連ウェブサイト)
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/bngladesh/index.html
本件に関する当館プレスリリースは次のウェブサイトに掲載されています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/en/news/pr/pdf/pr_biennale060306.pdf
[お知らせ]
●IC旅券の導入及び平成18年度領事手数料改定のお知らせ
IC旅券の導入、旅券再発給制度の廃止等を定めた改正旅券法は平成18年3月20 日に施行されることとなり、同日以降の旅券申請者にはIC旅券が発給されるこ ととなりました。当大使館でもIC旅券を申請頂けます。
申請にあたって、特に注意して頂く点としては、提出する写真の規格が変更に なること(写真自体の大きさは変わりませんが、顔の占める割合が大きくなり ます)、申請用紙が変わること、ICチップの実費(1,000円)が上乗せされる ため旅券発給手数料が変更になることです。
なお、IC旅券が導入されても、現在お持ちのパスポートは有効期間満了まで使 用することができますが、米国に短期滞在目的で入国される方で「機械読み取 り式でない旅券(お手持ちの旅券のページの中で旅券番号、氏名、生年月日等 が記載されている身分事項欄下部に「THIS PASSPORT IS NOT MACHINE READABLE」と記載されているもの)」をお持ちの方は、従来免除されていた査 証(ビザ)を取得していただく必要があります。
IC旅券についての詳細は、外務省ホームページ内「渡航者、海外在住者のため の情報(渡航関連情報)」→「パスポート」→「パスポートA to Z」→「IC 旅券について」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/index.html
をご覧いただくか、大使館領事班(02-881-0087)にお問い合わせ下さい。
また、上記IC旅券の導入及び当国通貨タカの為替変動に伴い、平成18年4月1 日より(IC旅券等旅券関連の領事手数料については3月20日より)、旅券、証 明等に係る領事手数料が改定されることとなりました。在留邦人の皆様に関係 の深い項目の手数料について、以下の通りご案内致します。
なお、新手数料のうち、旅券手数料については、いままで交付日の属する会計 年度の手数料額を徴収してきましたが、今般旅券法が改正されたことにより、 本年3月20日以降の申請受付分からは、その他の手数料と同様、申請日の属す る会計年度の手数料額を交付時に徴収することとなりますので、ご注意下さ
い。
領事手数料の詳細につきましては、大使館ホームページをご覧いただくか、大 使館領事班までご照会下さい。
1.本年3月20日以降3月31日までに申請した際にかかる領事手数料 (1)旅券関係(注1)
IC旅券は従前の旅券に比べてICチップの実費として1,000円相当の現地通
貨額が上乗せされた額が徴収されます。具体的な手数料額については大使館領
事班までご照会下さい。
(注1)旅券法改正により、再発給制度が廃止となり、紛失旅券等に係る失効
制度が導入されました。
(2)証明関係
平成17年度領事手数料として定められた額が徴収されます。
2.本年4月1日以降来年3月31日までに申請した際にかかる領事手数料
(1)旅券関係
新規発給(10年用) TK. 9,400(旧料金:TK. 8,900)
(5年用) TK. 6,400(旧料金:TK. 6,100)
(5年用/12歳未満) TK. 3,500(旧料金:TK. 3,300)
(緊急旅券・1年有効) TK. 3,500(旧料金:なし)
一般旅券査証欄増補 TK. 1,500(旧料金:TK. 1,400)
帰国のための渡航書 TK. 1,500(旧料金:TK. 1,400)
(2)証明関係
在留証明 TK. 700(旧料金:TK. 650)
出生、婚姻、死亡等の身分上の事項に関する証明
TK. 700(旧料金:TK. 650)
翻訳証明 TK. 2,570(旧料金:TK. 2,450)
署名証明 TK. 990(旧料金:TK. 950)
【3】編集後記
2月から3月にかけて文化行事が立て込み、息つく暇もありません。当地では 気候のいいこの時期に1年分の文化行事を集中して行うことが多いようです。 思えば日本はそろそろ桜前線が北上する頃。私の実家のある北海道はまだ雪が 降っているとか。日本の季節の移り変わりが恋しい今日この頃です。
(在バングラデシュ日本大使館総務・広報文化班 飴谷貴信)
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●編集部のメールアドレスは次の通りです(担当:永瀬・飴谷)。
mail@embjp.accesstel.net
発行:在バングラデシュ日本大使館
Embassy of Japan in Bangladesh
Plot#5&7, Dutabash Road, Baridhara, Dhaka, Bangladesh
電話(880-2)881-0087
FAX(880-2)882-6737
http://www.bd.emb-japan.go.jp
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