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日本語の最新号及びバックナンバー

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    日本・バングラデシュ交流メールマガジン(第38号・2005/7/28)
        ―日本とバングラデシュの橋渡しのために―
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□ 目次 □

【1】堀口大使メッセージ「ジア首相訪日の成果」

【2】最近の日本・バングラデシュ関係

[これから]
●広島・長崎セミナー(8月7日・ダッカ)

[これまで]
●「発展の機会としての災害」セミナー(7月24日・ダッカ)
●青年海外協力隊新隊員着任(7月15日・ダッカ)
●日バ外相会談(7月15日・東京)
●ジア首相訪日(7月11日〜15日・東京)

[おしらせ]
●国連開発計画(UNDP)採用ミッションの訪日について

【3】青年海外協力隊リレー連載・第2回「村のオバチャン奮闘記」
(JOCV・15年度2次隊・村落開発普及員 角岡知津)

【4】バングラデシュ案内・第28回
「ラジシャヒ・マンゴーツアー」


【1】堀口大使メッセージ「ジア首相訪日の成果」

カレダ・ジア首相は7月11日から15日まで日本政府の招待で訪日されました。 バングラデシュ首相の訪日は8年振りであり、ジア首相にとっては11年ぶり、 4回目の訪日です。二国間友好関係増進の上で、首脳の訪問は他の手段ではな かなか果たし得ない効果がありますが、今回の訪問でも次のような特筆すべき 成果がありました。

先ず、12日NHKによるインタビューがあり、その模様は日本国内はもとよりBS 放送でも広く放送されましたが、多数の国民に、バングラデシュという国で女 性首相の下で経済社会開発が進んでいること、そしてその過程で日本の援助が 少なからぬ貢献をしていることを知ってもらうことができました。

次に同12日午後、ジア首相は池袋西口公園にショヒド・ミナール(言語運動殉 難者の等)の礎石式に出席しましたが、バングラデシュのアイデンティティー の象徴と言うべき塔が、バングラデシュ以外の外国で初めて恒久的な形で建て られることは、豊島区民のみならず日本国民にバングラデシュについて少しで もよく知ってもらえる機会を増やすとともに、両国の友好関係増進に資するも のと期待されます。

さらに13日、日本・バングラデシュ議員友好連盟によるジア首相歓迎夕食会 が、十数名の同議連メンバー参加の下に開催されました。同議連のメンバーは 今回櫻井新会長が新たに集められたもので、森喜朗元総理をはじめとする多数 の自民党議員とともに、ダッカ事件と深い関わりを持った石井一議員などの民 社党議員も含まれています。櫻井会長の狙いは、バングラデシュ側もBNPのみ ならずアワミ連盟の議員からなる議員連盟を作り、日本との議員交流活動を通 して両党の関係がより建設的なものとなっていくことです。このような議員交 流を通してバングラデシュの与野党の対話が図られることは、すばらしいこと です。

14日にはバングラデシュ・ビジネス・セミナーが数百名の参加者を集めて開催 されました。日・バ両国間の貿易・投資関係の推進に必要な方途について活発 な議論が行われました。これらの議論が具体的な成果につながるよう、双方、 とりわけバングラデシュ政府による投資環境整備のための果敢な行動が望まれ ます。

同14日、JITCOと海外居住者福利厚生・海外雇用省の間で実務研修生受け入れ のための覚書が署名されました。とくに中小企業育成はバングラデシュ経済発 展にとって喫緊の課題であり、日本で研修した若者がバングラデシュに帰って 経済発展に寄与できるような体制作りが重要です。

14日夕方、今回の訪日のハイライトである小泉首相とジア首相の首脳会談が行 われ、大変友好的な雰囲気の中で国連安保理改革問題、パドマ橋などの経済協 力案件などが議論されました。引き続いて行われた小泉首相主催歓迎宴も和や かなくつろいだ雰囲気の中で行われましたが、これだけでも今回のジア首相訪 日が大きな成功であったと思わせるものでした。

また、首脳会談の後、気象レーダーに関する無償協力協定と文化交流計画の署 名式がありました。とくに文化交流については、ともに長い歴史を持ちその中 で豊かな文化を培ってきた日バ両国ですが、お互いにまだまだ相手をよく知ら ないので、相互に優れた文化を紹介する意義はとても大きいものがあります。

ジア首相訪日を本当に成功であったとするためには、以上の課題をどの程度実 現できるかにかかっていると言ってよいかと思います。次回の首脳交流は、日 本の首相がバングラデシュを訪ねる番ですが、その時までに以上に挙げたの課 題はできるだけ片付け、次の発展のための新たな課題に備えたいものです。


【2】最近の日本・バングラデシュ関係

[これから]

●広島・長崎セミナー(8月7日・ダッカ)

8月7日(日)午後5時半より、大使館とJUAABの共催で「広島・長崎セミ ナー」をバングラデシュ国立博物館スフィア・カマル講堂にて開催いたしま す。また、午前11時から同講堂前廊下でポスター展とビデオ上映が行われま す。

[これまで]

●「発展の機会としての災害」セミナー(7月24日・ダッカ)

24日、日本留学生協会(JUAAB)とバングラデシュ工科大学(BUET)の共催 で、「発展の機会としての災害」と題するセミナーが開催されました。国際連 合地域開発センター(日本)で災害対策を専門としていたJUAAB顧問のカーン 博士が基調講演を行い、バングラデシュは災害が多い国だが、復興の過程で進 んだ技術を取り入れることができると講演しました。

ジャハン元クルナ大学学長、モニルッザマンBUET都市・地域計画学部長、ラー マン同学部教授らも議論に参加しました。

●青年海外協力隊新隊員着任(7月15日・ダッカ)

15日、3名の新しい青年海外協力隊隊員がダッカに着任いたしました。初等教 育、テニス及び青少年活動の分野で活躍されます。

当館発プレスリリースは以下のウェブサイトに掲載されます。

http://www.bd.emb-japan.go.jp/en/news/pr/index.html

青年海外協力隊については以下のJICAのウェブサイトをご覧ください。

http://www.jica.go.jp/activities/jocv/

●日バ外相会談(7月15日・東京)

15日、町村外務大臣は、外務省において、カーン・バングラデシュ外務大臣と の間で会談を行いました。カーン外相は、公式実務訪問賓客として来日したジ ア・バングラデシュ首相の公式随員でした。

会談は25分程度行われ、主に今回のジア首相の訪問と、国連・安保理改革、地 域協力について取り上げられました。

●ジア首相訪日(7月11日〜15日・東京)

カレダ・ジア・バングラデシュ首相は、7月11日(月)から15日(金)まで、 公式実務訪問賓客として日本を訪問しました。バングラデシュ首相の日本訪問 は、1997年のハシナ首相(当時)以来です。同時に、経済関係者も20名以上が 訪日しました。

首脳会談では、和やかな雰囲気の中で、バングラデシュの開発課題、国連・安 保理改革等について意見交換を行いました。会談後、引き続き総理主催晩餐会 を行いました。

また、首脳会談後に共同プレス・ステイトメントが発出されました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/yojin/arc_05/j_bangla_ps.html

今次訪問の日程と概要は外務省ウェブサイトをご覧ください。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/yojin/arc_05/j_bangla_gai.html

[お知らせ]

●国連開発計画(UNDP)採用ミッションの訪日について

国連開発計画(UNDP)の採用ミッションが10月3日(月)から7日(金)まで 訪日する予定です。UNDPに就職を希望される方には、この機会に応募すること をお勧めします。応募方法等は下記の通りです。今後、追加情報がある場合に は、外務省国際機関人事センターのホームページ(http://www.mofa-irc.go.jp

に掲載しますので、注意してご覧下さい。

1.募集職種・分野

(1)職種
(イ)国連常駐調整官/UNDP常駐代表(概ねDレベル)
(ロ)UNDP副常駐代表(概ねP4〜P5レベル)
(ハ)LEADプログラム(概ねL3レベル)
(ニ)その他(P3〜D1レベル)
(2)分野
UNDPは、ガバナンス、貧困削減、危機予防と紛争後等の復興支援、エネルギー と環境、HIV/エイズ、情報通信技術(IT)を活動の優先分野としており、これ らの分野の専門家を求めています。

2.応募要件

(1)英語またはフランス語で職務遂行が可能であること。更に、もう1カ国
国連公用語の知識があれば有利です。
(2)募集職種・分野に関連する修士号以上の学位を取得していること。
(3)UNDPの業務に関連する職務経験(概ね4年以上)を有すること。   *UNDPまたは他の国連機関での職務経験(JPO経験を含む)を有する方は特 に有利です。
(4)日本国籍を有すること。

3.応募方法等

(1)応募用紙(国連P11フォーム)に所定事項を記入の上、UNDP採用ミッ ションに応募する旨明記し、8月25日(木)までに国際機関人事センターへ、
(イ)電子メール(undp-mission@mofa-irc.go.jp)により送付するか、
(ロ)オリジナル及びコピー1部を提出または送付して下さい。
(2)提出された応募書類をUNDP事務局が審査の上、採用ミッション訪日時の 面接対象者を決定します。面接対象者には、UNDP東京事務所より、面接日時な どを通知します(なお、面接対象とならなかった方への通知は行われませ ん。)

4.問い合わせ先

(1)採用ミッションについて
   外務省国際機関人事センター
   〒100-8919 東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
   電話:03-3580-3311(内線2841)
   http://www.mofa-irc.go.jp E-mail: undp-mission@mofa-irc.go.jp

(2)UNDPの業務内容等について
   UNDP東京事務所
   〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70国連ハウス8F
   電話:03-5467-4751 FAX:03-5467-4753
   http://www.undp.or.jp/


【3】青年海外協力隊リレー連載・第2回「村のオバチャン奮闘記」
(JOCV・15年度2次隊・村落開発普及員 角岡知津)

タンガイル県カリハティ郡。毎日村では村人相手に、笑ったり呆れたり怒った り喜んだりと忙しい。中でも日々深く関わっているのが村の女性たち。あまり 村から外に出ることがない女性たちにとって、“外の世界”から単身村に飛び 込んで来た私は、どのような存在であるか? 願わくば村人が憧れるような “カッコイイ”存在でありたい。

しかしその実態は村の女性たちの“オモチャ”であり“村での娯楽”である。 つまり存在自体が“向うから勝手にやって来るお楽しみプログラム”。待って たわよ! というオバチャンたちの手招きが恐ろしい。

以下に記すのは村の女性のエンパワーメント物語、ではなく、村の強烈なオバ チャン相手に悪戦苦闘し翻弄されまくっている、あるJOCVの物語の断片であ る。尚、ひとくくりにオバチャンと言ってしまっているが、どう考えても私よ り年下の村の女性も含まれている。がしかし、“たくましい”母親である彼女 たちは私から見れば“オバチャン”以外の何者でもない。

赴任間もない頃のこと。ある村のミーティングに参加。その後で村を案内して 貰うことになった。案内してくれるオバチャンは「ほら、この村はトイレが整 備されてないのよ」。そうか大変だなぁ、村の生活というのは、などと思った 初々しい私。「ここも衛生的なトイレがない」「ここもトイレがない」「ここ も」「ここも!」。気がつけば村案内でなくなぜか村のトイレ案内(しかも恐 ろしく暑い日に)。挙げ句「ほらトイレのない人の名前を書いて、書いて !」。

ちょっと待て! なぜ私がトイレ専門家になっているのか? 「私の職種は “トイレ”じゃない。それに村のニーズというのは自分で調査しないと……。 それより第一に何を言っているのかさっぱり分からん。帰りたい、お腹空い た……」。

しかしそこはベンガル語のままならない時期。私の懇願はあっさり無視され、 ついには河を越え隣村まで引っ張り回される。疲れ切ってようやくたどり着い た村の市場ではユニオン議員(これは男性)から「トイレをくれるために日本 から来たんだろう」という意味不明な口撃を食らう。この日、私はオバチャン の先制パンチを浴びたのだった。

プロジェクトを通して村でトイレを作ることに(オバチャンたちの思惑通り ?)。村の中でセメント製のトイレを作るのだが、レンガを積んだトラックが 村の中まで入れずに村の入り口に置き捨て。そこから村の中までレンガを運ば ないといけない、さぁどうする? となった時に、意外や意外、オバチャンた ちが立ち上がった。

力仕事は男の仕事、と思いきやオバチャンたちがレンガを運んでいくではない か。常々「サニテーションのプログラムは女の人が中心でやろうね」と言って いた刷り込み効果なのか? そんな働くオバチャン(もちろん村のためのボラ ンティア)を見て私も「よっし、手伝うか!」と腕を捲ったけれど、そのへっ ぴり腰を皆に笑われる始末。

「チヅアパ、大事なのは腰よ、腰、見てて。フンッ!!!」と勇ましく、腰に 竹籠いっぱいのレンガを担ぎ「どうだ!」と自慢げなオバチャン。そしてそん なオバチャンに「まだまだ」とこき使われる私。挙げ句「こんなに働いて、服 がこんなに汚れちゃった。石鹸買ってくれない? お腹も空いた、ビスケット 買ってよ」。……。

村に行くと10〜15歳くらいのキーキーうるさい娘たちがまとわりついてくる。 「ちょっと家に寄ってよ!」「写真撮って!」「何か歌を歌って!」など。そ んなオバチャン予備軍のうるさい娘どもも、ふと会えないと寂しい。周りの人 に聞けば「あぁ、あの子は嫁に行ったよ」と言う。だって確かまだ14歳だった はず……。この国の現実に直面して少し悲しくなる。大丈夫なのかな? など と心配したりする。

しかし数日後に村に行くと、いつものように村にその子がいたりする。ちょっ とサリーがぎこちなくも見える。「遊びに来ちゃった」と言う。そう、この国 はなぜだかしょっちゅう嫁が実家に帰る。最初はセンチメンタルな気分になっ た私も慣れて来る。「おっ、また遊びに来てんの? 今回はいつダンナのとこ ろに帰るの?」と聞けば、ケロっと「もう戻らない、だってうちの主人ってば 全然ダメなんだもん〜」とあっけらかんと抜かす14歳と、呆気にとられる30 歳。なんだか色々な意味で複雑な胸の内。

家を引っ越した。外国人が珍しいようで、毎日ご近所から見学にやって来る。 しかも夜討ち朝駆け状態で。朝の出勤準備で忙しい時も、夕方に一日の疲れを 癒すべくうたた寝している時も、夕ご飯作っている時も(最悪!「何を作って いるの? 日本人は何を食べるの?」と聞かれる間にうどんの麺はのびてしま う)。

しかもご近所連中が一通り済むと、今度は“ご近所の親戚連中”が押し寄せて くる。バングラデシュでは親戚付き合いが濃い。常に誰かの家にどこからか客 が来ている状態で、その客どもが「何? 日本人? 見たい」と言い、ご近所 さんも「じゃ見せてあげるわ!」といった感じで連れて来る。

つい先日は「日本に連れていって! 連れていってたら連れていって!」とい うオバチャンが1日に2回もやって来た。一緒に来た別のオバチャン曰く「こ の人は、今朝から『日本に行く、行く』っておかしくなっちゃったのよ」。後 で聞くと単に夫婦喧嘩して勢いで飛び出してきたらしい。それくらいの理由で 日本に行っちゃっていいのか!?

村のオバチャンたちは確実にパワーを増している。先日、村の女性グループを 通して、政府普及員を呼んで栄養教室を行った。その際に男性が「女性たちは 何も出来ないから、このプログラムは延期しよう」と言い出したのを、女性 リーダーは「出来るわよ!」と押し切り、実施後のミーティングで「この栄養 教室のために、あなたたちはどんな仕事をした? 一つずつ全部挙げてみて」 と私が問うと、次々に挙がる。あれもした、これもした、それからこうした !……その自信に満ちた輝かしい顔! 村のオバチャンたちは少しずつ自信を つけ積極的になっている。

また、村の代表者と政府普及員が一同に会するユニオンのミーティングにて。 ある女性グループのリーダーがやって来た(サンダルも履かず裸足で!)。字 も書けない彼女であるが「サニテーションのプログラムに関して言いたいこと がある」と。

村のオバチャンがこのミーティングに乗り来んでくるなんて前代未聞であっ た。しかし画期的な、かつ“嬉しい”事件であった。思わず肩を叩いて「よく 来たね!」と言った私であったが、当の本人は意外なほどに平然としていた。

そうだオバチャンたちよ、物怖じせずにどんどん外に出て行こうぜ! そのパ ワーはきっとこの国を変えるはずだ。

(青年海外協力隊)
http://www.jica.go.jp/activities/jocv/


【4】バングラデシュ案内・第28回
「ラジシャヒ・マンゴーツアー」

7月初旬、1泊2日の日程でラジシャヒへ行って来ました。ラジシャヒといえ ば、マンゴー。今回の旅行も、その有名なマンゴーを120%満喫するのが目的 です。

ダッカからラジシャヒへは飛行機で1時間弱かかります。機内ではマンゴー ジュースが供され、その人工的な甘みによって、これから浴びる程食べること になるマンゴーへの期待がかえって高まりました。ラジシャヒに到着すると生 憎の曇り空でしたが、空気はダッカよりも澄んでいる気がしました。

ラジシャヒは、人口65万人を擁するバングラデシュで4番目に大きな都市で す。そんなに人口がいるのかと驚きました。更に驚いたことには、マンゴーと 一口で言いますが、確認されているだけで400以上もの種類があるそうです。 確かに、ダッカ市内の店頭で売られているマンゴーにも数種類あり、色や大き さが全然違います。でも、400種類以上もあるとは驚きです。ちなみに、ラジ シャヒ産としては、レングラマンゴーやフォズリマンゴーが有名とのことでし た。

お目当てのマンゴー園に着くと、マンゴーがたわわに実っていました。地元の 方々は、軽く触っただけで「このマンゴーは今日が食べ頃」だとか「これは、 もう2、3日」と判別ができるのです。私にはその違いがさっぱり分かりませ んでした。マンゴー刈りにも挑戦です。低い枝になっているマンゴーは手でも ぎ取ったり、鋏を使って簡単に取れますが、高い枝になっているマンゴーを取 るには、先に籠が着いている竹製の長い棒を使います。マンゴー園の方が実演 してくれました。簡単そうに見えたのですが、実際にやってみると、マンゴー を上手く籠の中に落とすことができず、2個目でやっと成功しました。

ひとしきりマンゴー狩りを楽しんだ後、いよいよマンゴーを試食する時間で す。小さいものから大きなものまで山と積まれたマンゴーを次々に切り分け、 休む間もなく口に運んでいきました。太陽の光をギュッと閉じ込めたような鮮 やかなオレンジのマンゴーを口に入れると、それはそれは甘くてジューシーで した。一体どれくらいのマンゴーを食べたでしょうか。きっと、今までの人生 の中で食べたマンゴーの量に匹敵する程のマンゴーを一気にいただきました。

大きな籠一杯のマンゴーとともに陸路ダッカへと帰る途上、プティアという小 さな町に立ち寄りました。プティアには、池を囲むように建てられた大小のヒ ンドゥー教寺院がありました。初めて目にするテラコッタは想像以上に素晴ら しかったです。建築当時の人々の生活の様子を描いているテラコッタを見てい ると、ついつい時間が経つのを忘れてしまいます。当時と今とを比べて、プ ティアの人々の生活に大きな違いは無いかもしれません。

今回の旅で、少数民族の踊りを鑑賞する機会もありました。女性達が輪になっ て歌や楽器に合わせて踊っている様子を見て、日本の盆踊りを思い出しまし た。由来や意味合いは異なるのでしょうが、輪になって皆で踊るという習慣は 日本、バングラデシュ、そして世界各地でみられます。その日は鑑賞するだけ でしたが、次の機会があれば是非参加させてもらいたいと思います。 (在バングラデシュ日本国大使館広報文化班 飴谷貴信)

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