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大使館発邦人安全情報




バングラデシュ:ラジシャヒ県の宗教施設における自爆テロ事件の発生に伴う注意喚起


 平成27年12月28日
在バングラデシュ日本大使館



1.25日午後(現地時間),バングラデシュ北西部のラジシャヒ県にあるイスラム教の宗教施設において,金曜礼拝中に自爆テロが発生し,少なくとも1名が死亡,3名が負傷しました。本件に関し,翌26日,「ISIL(イラク・レバントのイスラム国)バングラデシュ」との組織名で犯行声明が発出されました。

2.バングラデシュでは,10月3日,北西部のロングプール県において,邦人男性がオートバイに乗った者らにけん銃で撃たれ,殺害されたほか,9月28日には,ダッカ市内においてイタリア人男性が同様の方法で殺害され,また,11月18日には,北西部のディナジプール県のバスターミナルにおいて,イタリア人男性が何者かにけん銃で撃たれ負傷する事件が発生しました。さらに,10月24日,ダッカ市内にあるイスラム教シーア派系の宗教施設付近で爆発が発生し,1名が死亡,100名以上が負傷したほか,11月26日には,北西部のボグラ県にあるイスラム教シーア派系の宗教施設で襲撃事件が発生し,1名が死亡,3名が負傷する事件が発生しました。
これらの事件について,「ISILバングラデシュ」との組織名で犯行声明が発出されたほか,ISILは,邦人殺害事件について,機関誌上で,ISILに属する組織が邦人を標的としたことに言及し,引き続き日本を標的とする可能性を示唆しています(10月4日付広域情報「バングラデシュにおける邦人殺害事件の発生に伴う注意喚起」等参照)。また,この他にも,治安関係者や軍関連施設が標的となる事件も相次いで発生しています。

3.ついては,バングラデシュへの渡航・滞在を予定されている方は,不要不急の渡航は止めてください。渡航・滞在される場合は,上記情勢に留意の上,現地の最新の治安情勢について情報収集に努めるとともに,不要不急や早朝・夜間の外出は控える,日頃から行動パターンを常に変える,公共交通機関の利用はできる限り控え,狙われにくくする等,十分な安全対策を行い,不測の事態に巻き込まれないよう特別な注意を払ってください。また,標的となる可能性のある宗教関連行事・施設,欧米関連施設,政府機関,警察等治安当局及びその関連施設等にはできる限り近づかず,欧米系外国人が多く利用する施設や,人が多く集まるホテル,レストラン,空港等の施設を利用する際には十分な注意を払い,不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる等,自らの安全確保に努めてください。

バングラデシュ「海外安全情報」:
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=012#ad-image-0

(問い合わせ先)
○外務省領事局領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp(携帯版)
                                  
(現地大使館連絡先
○在バングラデシュ日本国大使館
住所:Plot No.5 & 7, Dutabash Road, Baridhara, Dhaka, Bangladesh
電話:(市外局番02) 984-0010
国外からは(国番号880)-2-984-0010
ファックス:(市外局番02)9841591
国外からは(国番号880)-2-9841591
ホームページ:http://www.bd.emb-japan.go.jp/index_j.html

                                    
以上
                             

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