
平成23年9月28日
在バングラデシュ日本大使館
邦人安全情報
(薬物事案増加への注意喚起)
最近ダッカ市内を含め全国的に薬物事案が増加傾向にあり、同時に被検挙者の低年齢化も進んでいます。特にダッカ市内では、「YABA」と呼ばれる錠剤の薬物が大量に出回っており、外国人に売買を持ちかける密売グループが存在していると言われています。
事態を重く見た治安機関は、薬物事案の重点的な取締りを実施しています。具体的には車両検問を実施するチェック・ポストの増設、制服警察官や私服警察官による職務質問を含むパトロールの強化などです。
当地の麻薬取締法では、禁止薬物の種類や量により刑罰が異なりますが、日本の法律と比較しても極めて厳格な罰則規定があります。例えば、ヘロイン、コカイン及びコカからの派生物の量が25グラム以上の薬物を所持または輸入していた場合、死刑または終身刑に処せられます。25グラムに満たない場合でも2〜10年の刑に処せられます。
常に心がけていらっしゃると思いますが、興味本位でも絶対に手を出さないよう、あらためて注意喚起いたします。
また、邦人による薬物売買の情報に接した際には、大使館に連絡をお願いします。
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