1.先にお知らせしていますが、明17日、最高裁判所にて、ジャマティ・イスラミ党モジャヒィード幹事長及びバングラデシュ民族主義者党チョードリー常任委員に対する戦犯裁判の再審請求にかかる公聴会が実施される見込みです。
2.本件を踏まえダッカ首都圏警察は、野党側関係者らによる抗議行動の実施を想定し、セクレタリアット(合同庁舎)、国会議事堂 最高裁判所、ダッカ大学及びすべてのマーケットやショッピング・モールを含むダッカ首都圏、さらには、グルシャン、ボナニ、バリダラ地区などの外交団地区に対する警備を強化しています。 また、当国アサドゥザマン・カーン・カマル内務大臣は、11月13日の仏国パリにおける連続テロ事件発生を受け、ダッカ首都圏におけるテロリストの攻撃の可能性を踏まえ厳戒態勢を敷いた旨述べており、現在、ダッカ首都圏においては、空港施設をはじめ、市内各所にて検問所が設置されるなど警備強化が実施されています。
つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、すでに累次のお知らせで、現下の治安情勢に鑑み、不要不急の外出は控えるようお願いしていますが、今後、状況次第では、JI党等による激しい抗議活動が実施され、政府側との衝突等により危険な状況が発生する可能性も排除できませんので、関連情報に注意するとともに、不測の事態に巻き込まれないよう、特に最高裁周辺をはじめ、不特定多数の人が集まる場所には不用意に近づかない、デモ・集会等に遭遇した場合にはすぐにその場から退避するなど自らの安全確保に努めてください。
また、引き続き当国についての海外安全情報(危険情報)及び当館発在留邦人向け注意喚起(大使館からのお知らせ)の諸注意事項に留意すると共に、移動の際は細心の注意を払って行動してください。
3.また、本16日、バングラデシュ・ヒンドゥ・ブッディスト・クリスチャン統一宗教会議は、宗教的な少数民族と固有のコミュニティの権利を保護するため、12月4日、ダッカ市内スラワルディ・ウッダンにて集会を実施する旨発表しました。
本集会は平和裏に実施されることが予想されますが、多くの人々が参加するため、不測の事態が生ずる可能性も排除できませんので、絶対に近づかないようご留意ください。
なお、異常事態に遭遇された場合は、大使館までお知らせください。
【通報先】
○執務時間内(日〜木曜日 9:00〜17:45)
大使館(代表)880−2−984−0010
○執務時間外(金・土曜日及び祝日)
緊急電話 0961−1886753
|