1.報道によれば、学生組織である「Gonojagoron Moncho」(独立戦争戦犯への死刑及びジャマティ・イスラミ党の政治活動の禁止を求める学生組織)は、これまでに作家、ブロガー、出版人殺害事件が継続して発生していることに抗議し、本9日午後4時、ダッカ市内シャハバーグに所在する国立博物館前からショヒドミナール付近まで灯火行進を実施する旨発表しました。
なお、学生組織は、本5日、ダッカ市内ポルトン地区に所在する内務省へ向かい抗議行進を実施していますが、今のところ大きな混乱は見られていません。
また、同組織は、11月13日午後3時頃、シャハバーグにおいて集会を実施し、午後4時より灯火行進を実施する旨発表しており、さらには、11月20日、大規模な集会を実施する旨発表しています。
なお、同組織は、これまでも抗議集会や行進を実施しており、大きな混乱は生じていませんが、警察当局等との衝突が発生する可能性も排除できません。
2.また、バングラデシュ民族主義者党(BNP)傘下の学生組織であるJatiyatabadi Chhatra Dal(JCD)は、同党タリク・ラーマン副党首(現在、英国滞在中)に対する逮捕状が発出されたことに抗議するため、11月10日より2日間に亘り、各県の主要な都市や町、さらには大学構内にて抗議行進や抗議集会を実施する旨発表しました。
なお、同組織がこれまでに行った抗議活動に際しては、車両への襲撃、放火、カクテル爆弾の投擲により多数の負傷者が出ていますので、十分な注意が必要です。
3.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、引き続き、新聞、ニュース、インターネット等から関連情報の収集に努めて頂き、不測の事態に巻き込まれないよう、不要不急の外出を控えるようお願いいたします。仮に外出する際は、「いつでも、どこでも被害に遭う危険性がある」ということを改めて認識の上、細心の注意を払って行動してください。なお、デモ隊や群衆に遭遇した場合には、直ちにその場から離れ、安全な場所へ退避するよう努めてください。
万一、異常事態に遭遇した場合には、大使館までご一報ください。
【通報先】
○執務時間内(日〜木曜日 9:00〜17:45)
大使館(代表)880−2−984−0010
○執務時間外(金・土曜日及び祝日)
緊急電話 0961−1886753
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