2014年3月23日、在バングラデシュ日本大使館で、草の根・人間の安全保障無償資金協力に関する贈与契約の署名式が行われました。佐渡島志郎駐バングラデシュ特命全権大使は、当地NGO「貧困撲滅計画」代表と95,194米ドルを限度とする「ハジゴンジ・バザール診療所建設計画」に関する贈与契約を結びました。
貧困撲滅計画(Poverty Eradication Program (PEP))は、1986年以降「バ」の北部・中心部を中心に、保健・公共衛生をはじめ、教育、農業、金融、所得・雇用創出活動など幅広い分野において活動を展開してきました。同団体は日本の協力を受け、ネトラコナ県バーハッタ郡にて診療所を建設します。現在対象地域に診療所はあるものの、不規則な営業、道路の未整備、高額な料金設定を背景にアクセスが困難であり、安価で信頼できる医療サービスが強く求められてきました。保健分野に豊富な知見を有する同団体を支援することによって、周辺地域住民の医療環境の改善を図ることを目指します。