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ごあいさつ

 

平成21823日に当地ダッカに着任した篠塚保です。このホームページをご覧の方々にはいろいろと教えていただいたり、ご叱正いただくこともあろうかと思いますが、前大使同様のご支援をお願い申し上げます。
 
  バングラデシュ独立以来、わが国はその発展と開発を一貫して支援するとともに、貿易と投資の拡大、交流と対話の促進に向け努力をしてきました。特に現在の世界を取り巻く情勢を考えるにつけ、穏健で民主的なイスラム国であるバングラデシュの発展は南アジア地域を含む世界全体の平和と安定にとって重要であり、日本の役割はその発展への努力を引き続き支援していくことであると思います。

1972年の国交樹立以降、日・バングラデシュ関係は、わが国による経済協力を中心に友好関係を維持・増進してきたともいえます。ベンガル地域が伝統的に親日的な人物を輩出してきていることに加え、バングラデシュ独立後いち早くわが国が国家承認を行ったほか、最大の援助国であることもあり、国民感情は非常に親日的です。

経済面では、バングラデシュは近年6%超の経済成長率を達成してきており、国際的にも注目されております。特に輸出産業については、縫製品が牽引する形で直近5年間では年平均16%の高い成長率を維持しており、対日輸出額は3年間で約40%増(2008年6月現在)を記録しています。

人の交流という点では、日本におけるバングラデシュ人留学生は1686名(2008年5月現在)にのぼり、中国・韓国といった漢字圏を除けば、国別留学生受入れ数で第6位となります。その内、国費留学生は466名で同様に漢字圏を除き国別で第4位となっています。このようにバングラデシュは、南アジアで最も多い留学生を日本に送り出している国であるばかりか、ASEAN諸国を含めてなおこの順位であることに意義深さを感じますが、このことは同国出身の留学生の日本への高い関心と日本・バングラデシュの関係の緊密さを如実に物語っているのではないでしょうか。

大使を拝命して以来、日本・バングラデシュ友好関係の増進について、ご努力されてきた方々からお話をうかがい、また関連の書物等を拝見するにつけ、バングラデシュ独立以来日本人であるかバングラデシュ人であるかを問わず多くの方々が両国間の友好関係増進のために幾多の困難を乗り越えご努力をされてきた事に、頭の下がる思いです。我々は先人のバトンを引き継ぎ、それを次代の人に引き渡す役割を担っていると痛感いたします。

経済協力、貿易・投資の促進、人的・文化交流の推進や各レベルにおける対話の促進に精力的に取り組み、日本とバングラデシュの友好親善が益々発展していくよう努めてまいりたいと思います。さらに、在留邦人の皆様に各種の行政サービスを円滑に提供するとともに、旅行やビジネス等のため短期滞在される方も含め、皆様が当地で安全に安心して過ごすことができますように最新の安全情報の提供等に引き続き努力していきたいと思います。より質の高い行政サービスの提供のために、皆様からのご意見もお待ちしております。

在バングラデシュ日本国大使 篠塚 保


(しの)(つか)(たもつ)大使 略歴

1973年3月  慶應義塾大学法学部政治学科卒業

1975年4月  外務省入省

1989年8月  在オーストリア日本国大使館 一等書記官

1989年11月 在ウィーン国際機関日本政府代表部 一等書記官

1992年1月  同 参事官

1993年1月  国際連合局経済課地球環境室長

同年8月 東宮侍従

1996年8月  総合外交政策局軍備管理軍縮課長

1998年4月  在ドイツ日本国大使館 参事官

1999年1月  同 公使

2001年2月  在パキスタン日本国大使館 公使

2003年4月  総合研究開発機構国際研究交流部長

2006年9月  在デトロイト日本国総領事館 総領事

2009年7月  現職

<論文等>

·          「豆満江地区開発の現状と課題」(NIRA政策研究2004年12月)

·          「中国東北地方振興戦略とNIRAのグランドデザイン研究」(NIRA政策研究2006年1月)

·          「中国東北地方振興と北東アジアの開発戦略」(NIRA研究報告書、2006年)

·          「生まれ変わる中国東北地方―振興政策と北東アジア地域協力―」(外交フォーラム2006年7月号)

   
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