大使館発邦人安全情報

バングラデシュについての海外安全情報(危険情報)の発出

 

平成28年 7月7日
在バングラデシュ日本国大使館

6日,外務省は,ダッカ襲撃テロ事件の発生を受け,以下のとおり海外安全情報(危険情報)を発出しましたので,お知らせいたします。在留邦人の皆様におかれましては,以下の危険情報を踏まえるとともに,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の情報の入手に努めてください。
 
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バングラデシュについての海外安全情報(危険情報)の発出(継続(テロに対する特別警戒))
 
●チッタゴン丘陵地帯を除く全ての地域(首都ダッカを含む) :
「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続(テロに対する特別警戒))
●チッタゴン丘陵地帯:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
 
【7月1日発生のダッカ襲撃テロ事件を受けての特別警戒】
●7月1日(現地時間),ダッカ市内にて,武装グループが人質を取ってレストランに立てこもり,日本人7名を含む約20名が死亡する事案が発生しました。その後,「ISILバングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出しました。
●バングラデシュを訪問する際には,テロ事案に遭遇しないよう,特別な警戒が必要です。具体的には,最新の治安情勢について情報収集に努め,滞在先や個別の訪問先の治安状況や警備体制を確認するなど,不測の事態を想像し,特別な注意を払ってください。特に,テロの標的となりやすい場所(欧米系レストラン,アルコールの持ち込みを認めているレストラン,欧米関連施設,政府施設,公共交通機関,観光施設,デパートや市場など不特定多数が集まる場所)を極力訪問しないようにしてください。これらの場所を訪問する必要がある場合には,滞在時間を可能な限り短くする,避難経路を確認しておく等の安全対策を必ず講じてください。また,周囲の状況には常に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなどにより,安全確保に努めてください。
●イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやハルタル(抗議ゼネラル・ストライキ)が行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモを狙ったテロや襲撃が行われることがありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。
1.概況
(1)テロ・誘拐等
ア 2016年7月1日(現地時間),ダッカ市内のレストラン「ホーリー・アルティザン」において,数名の武装グループが人質を取って籠城し,日本人7名を含む約20名を殺害,多数が負傷する事案が発生しました。
また,2015年10月3日,北西部のロングプール県において,リキシャに乗車していた邦人男性が,オートバイに乗った者らにけん銃で撃たれ,殺害されました。
これらの事案については,「ISIL(イラク・レバントのイスラム国)バングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出しました。
イ さらに,これらの事件・事案との関係については明らかではありませんが,2015年9月28日には,ダッカ市内において,イタリア人男性がオートバイに乗った者らにけん銃で撃たれ,殺害される事件が発生し,本件についても,「ISILバングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出しました。同組織は,一連の声明において,イスラム諸国における外国人に対する更なる攻撃の可能性を示唆しており,今後も同様の事案が発生する可能性は排除されず,最大限の注意を払うことが必要です。
 ウ この他,最近では以下のような事案が発生しています。
(2015年)
・ダッカ市内におけるシーア派モスクでの爆発事件(10月24日),
・ダッカ近郊における警察官殺害事件(11月4日)
・ロングプールにおけるバハーイ教徒銃撃事件(11月9日)
・ロングプールにおける聖廟管理者殺害事件(11月10日),
・ディナジプールにおけるイタリア人神父襲撃事件(11月18日)
・ボグラにおけるシーア派モスク襲撃事件(11月26日)
・アフマディア派モスクにおける自爆テロ事件(12月25日)
(※以上,いずれも「ISILバングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出)
・ダッカにおける出版関係者殺害事件(10月31日。AQIS(インド亜大陸のアルカイダ)が犯行声明を発出)
・ディナジプールにおけるヒンドゥー教僧侶殺害事件(11月30日)
・ディナジプールにおけるヒンドゥー教寺院等での爆発事件(12月5日及び10日。12月10日の事件についてイスラム過激派JMBが犯行声明を発出)
 
(2016年)
・ジナイダにけるホメオパシー医師殺害事件(1月7日,3月14日)
・ガイバンダ及びポンチョゴールにおけるヒンドゥー教徒殺害事件(2月8日及び21日)
・クリグラムにおけるキリスト教改宗者殺害事件(3月22日)
・ラジシャヒにおける大学教授殺害事件(4月23日)
・タンガイルにおけるヒンドゥー教徒殺害事件(5月1日)
・ジェナイダにおけるヒンドゥー教僧侶殺害事件(7月1日)
(※いずれの事件も「ISILバングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出)。
・ダッカの大学生(世俗主義的ブロガー)殺害事件(4月6日)
・ダッカにおける性的少数者向け雑誌編集者殺害事件(4月25日)
(※これらの事件にはAQISバングラデシュ支部が犯行声明を発出)
 
エ 近年,シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
 
(2)政治情勢
2009年1月のハシナ・アワミ連盟総裁を首相とする政権の誕生以来,バングラデシュ国内の治安情勢は比較的落ち着いていましたが,2014年1月5日に実施された総選挙を巡り,野党を中心とした政党・団体等によるハルタル(抗議ゼネラル・ストライキ)や抗議集会が,ダッカをはじめとする各地で頻繁に実施され,治安が不安定な状態になりました。特に,政党関連施設周辺はもとより,邦人を含む,外国人が多数居住する地域においても,抗議デモ参加者らによる手製小型爆弾による爆発事件や車両への放火及び襲撃事件等が多発したほか,デモ隊と治安当局との衝突により多数の死傷者が出る事態となりました。現在も,過去の戦争犯罪判決を巡り野党によるハルタルや抗議集会が主に地方都市で実施されています。
 
(3)一般犯罪
一般犯罪は多発しています。政府軍・治安当局の取組は一定の成果は上げているものの,いまだ十分ではありません。特に,近年,ダッカ市内では,銃器を使用した殺人や強盗等の事件が急増していますので,滞在にあたっては十分な注意が必要です。また,邦人旅行者や出張者などの短期滞在者が人的被害を受ける強盗事件も多数発生しています。
 
2.地域情勢
(1)チッタゴン丘陵地帯を除く全ての地域(首都ダッカを含む):「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続(テロに対する特別警戒))
ア 2016年7月1日(現地時間),ダッカ市内のレストラン「ホーリー・アルティザン」において,数名の武装グループが人質を取って籠城し,日本人7名を含む約20名を殺害,多数が負傷する事案が発生しました。
また,2015年10月3日,北西部のロングプール県において,リキシャに乗車していた邦人男性が,オートバイに乗った者らにけん銃で撃たれ,殺害されました。
本件については,「ISIL(イラク・レバントのイスラム国)バングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出しました。
イ また,これらの事案との関係については明らかではありませんが,2015同年9月28日には,ダッカ市内において,イタリア人男性がオートバイに乗った者らにけん銃で撃たれ,殺害される事件が発生し,本件についても,「ISILバングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出しました。同組織は,一連の声明において,イスラム諸国における外国人に対する更なる攻撃の可能性を示唆しており,今後も同様の事案が発生する可能性は排除されず,最大限の注意を払うことが必要です。
 ウ この他,最近では以下のような事案が発生しています。
(2015年)
・ダッカ市内におけるシーア派モスクでの爆発事件(10月24日),
・ダッカ近郊における警察官殺害事件(11月4日)
・ロングプールにおけるバハーイ教徒銃撃事件(11月9日)
・ロングプールにおける聖廟管理者殺害事件(11月10日),
・ディナジプールにおけるイタリア人神父襲撃事件(11月18日)
・ボグラにおけるシーア派モスク襲撃事件(11月26日)
・アフマディア派モスクにおける自爆テロ事件(12月25日)
(※以上,いずれも「ISILバングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出)
・ダッカにおける出版関係者殺害事件(10月31日。AQIS(インド亜大陸のアルカイダ)が犯行声明を発出)
・ディナジプールにおけるヒンドゥー教僧侶殺害事件(11月30日)
・ディナジプールにおけるヒンドゥー教寺院等での爆発事件(12月5日及び10日。12月10日の事件についてイスラム過激派JMBが犯行声明を発出)
 
(2016年)
・ジナイダにけるホメオパシー医師殺害事件(1月7日,3月14日)
・ガイバンダ及びポンチョゴールにおけるヒンドゥー教徒殺害事件(2月8日及び21日)
・クリグラムにおけるキリスト教改宗者殺害事件(3月22日)
・ラジシャヒにおける大学教授殺害事件(4月23日)
・タンガイルにおけるヒンドゥー教徒殺害事件(5月1日)
・ジェナイダにおけるヒンドゥー教僧侶殺害事件(7月1日)
(※いずれの事件も「ISILバングラデシュ」を称する組織が犯行声明を発出)。
・ダッカの大学生(世俗主義的ブロガー)殺害事件(4月6日)
・ダッカにおける性的少数者向け雑誌編集者殺害事件(4月25日)
(※これらの事件にはAQISバングラデシュ支部が犯行声明を発出)
 
エ 現政権成立後も政党間の対立は続いており,今後とも治安情勢の変化等に注意する必要があります。 
また,2013年4月,ダッカ市郊外サバール地区にて,複数の縫製工場や商店が入ったビルが倒壊し,多数の労働者らが死傷する事故が発生しました。この事故を受け,労働者の待遇改善に関する国内外の圧力が高まり,これに伴い,労働者の権利,安全基準,火災に対する安全性,最低賃金引き上げなど,労働者の待遇改善を求める散発的な抗議デモが,縫製工場が多数所在する地域を中心に各地で発生しており,道路封鎖,車両や工場への投石や襲撃事件も発生しています。突発した抗議デモに巻き込まれ,邦人が負傷する事件も発生しています。
オ  2005年頃に多くの爆弾テロを起こしたイスラム過激派組織「ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)」と「ハルカトゥル・ジハードアル・イスラミ(HuJI)」については,首領を含む主要幹部が逮捕されて組織は弱体化しました。しかし,その後も拠点等から武器・爆発物等が押収されるなど,活動が完全に沈静化していないことが伺える報道がみられます。
カ また,マイメイシン県において,死刑囚を含むイスラム原理主義テロ組織ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)のメンバー3名を護送中の警察車両が,同組織メンバーと思われる何者かに襲撃され,警察官1名が死亡し,襲撃犯,囚人3名が現場から逃走するという事案も発生しています。
キ ついては,上記情勢を踏まえ,同地域への渡航・滞在を予定されている方は,不要不急の渡航は止めてください。渡航・滞在する必要がある場合には,最新の治安情勢について情報収集に努め,滞在先や個別の訪問先の治安情況や警備体制を確認するなど,不測の事態を想像し,特別な注意を払ってください。特に,テロの標的となりやすい場所(欧米系レストラン,アルコールの持ち込みを認めているレストラン,欧米関連施設,政府施設,公共交通機関,観光施設,デパートや市場など不特定多数が集まる場所)を極力訪問しないようにしてください。これらの場所を訪問する必要がある場合には,滞在時間を可能な限り短くする,避難経路を確認しておく等の安全対策を必ず講じてください。また,周囲の状況には常に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなどにより,安全確保に努めてください。
ク イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやハルタル(デモ)が行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモを狙ったテロや襲撃が行われることがありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。
(2)チッタゴン丘陵地帯(カグラチョリ県,ランガマティ県,バンドルボン県)
  :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
ア 南東部のインド及びミャンマーと国境を接するチッタゴン丘陵地帯には,13の仏教系モンゴロイド少数民族が約100万人居住しています。バングラデシュ独立後,同地帯では,自治権要求運動の盛り上がりや新たに入植してきたイスラム系ベンガル住民との対立を背景に少数民族で構成する反政府組織が結成され,多くの死傷者を出す抗争が度々発生しました。しかし,1997年に「チッタゴン丘陸地帯平和協定」が締結されて以降は,同抗争は沈静化しました。
イ 2009年,同協定に基づき,駐屯陸軍部隊の一部撤退が決定されましたが,少数民族と移住者との土地問題等の解決,陸軍部隊撤退後の治安情勢等は今なお不透明な情勢であり,民族対立の原因の根本的解決の見通しが立っていないことから,移住者と少数民族間の衝突事件がたびたび発生しています。
ウ 県庁所在地である,カグラチョリ,ランガマティ,バンドルボン市街の治安状況は比較的安定していますが,2013年8月,カグラチョリ県において,民族問題に起因する事件と思われる放火事件が発生し,50件以上の家屋が放火される事件も発生しており,引き続き注意が必要となっています。
エ つきましては,同地域への渡航・滞在を予定されている方は,不要不急の渡航は止めてください。渡航・滞在される場合は,特別な注意を払うとともに,緊急時の連絡体制を確保する等の十分な安全対策を講じてください。なお,同地域への入域に際しては,各県事務所(Deputy Commissioner's Office)に入域者氏名,日程,訪問場所等所要の情報を事前に通報する必要があります。
 
3.滞在に当たっての注意
(1)渡航者全般向けの注意事項
ア 滞在中は以下の情報及び注意事項に留意の上,危険を避けるようにしてください。また,日本国外務省,在バングラデシュ日本国大使館,現地関係機関,テレビなど各種報道等から最新の情報を入手するよう努めてください。万一,事件・事故に巻き込まれた場合,緊急事態が発生した場合,又は発生しそうな場合には,安否確認,緊急時の連絡などに必要ですので,在バングラデシュ日本国大使館に所在場所等を連絡してください。
イ 注意すべき場所等
 群衆が集まっている場所のほか,特に大学周辺,政党事務所等選挙関連施設周辺,金曜日のモスク周辺等を避けて行動すると共に,交通渋滞となっている場所や渋滞になりそうな場所は迂回するなど,自らの安全確保を念頭に慎重な行動をとってください。
ウ ラマダン時期における注意 
特にラマダン(特に金曜日)及びイード期間中やその前後に海外に渡航・滞在される方は,従来以上に安全に注意する必要があることを認識し,外務省が発出する海外安全情報及び報道等により,最新の治安情勢等,渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めるとともに,改めて危機管理意識を持つよう努めてください。テロ,誘拐等の不測の事態に巻き込まれることのないよう,特にテロの標的となりやすい場所(モスク等宗教関連施設,政府・軍・警察関係施設,欧米関連施設,公共交通機関,観光施設,欧米系のレストラン,アルコールの持ち込みを認めているレストラン,デパートや市場等不特定多数が集まる場所等)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等,安全確保に十分注意を払ってください。
エ ハルタル(抗議ゼネラル・ストライキ)に対する注意
 ハルタルとは,主に野党による政府への抗議活動であり,ハルタル期間中は,商店等が営業を停止するほか,道路封鎖や抗議団体によるデモ等も行われ,交通にも大きな支障が出ます。また,デモ隊と治安部隊との衝突に至った場合は,投石や車両の破壊などに発展することがあります。多くの場合,ハルタルは事前に予告されるため,外出を控えるなどして回避することが可能ですが,突発的に行われることもあります。万一,ハルタルによる暴動等に遭遇した際は,巻き込まれないように,直ちにその場から離れるなど,身の安全を第一に考え行動してください。 
オ 抗議デモ参加者による道路封鎖に対する注意
 工場の労働者が未払い賃金の支払いや賃上げを要求してデモを起こし,時には道路を封鎖したり,投石したりする事態が発生することがあります。道路封鎖解除までに半日以上を要することがありますので,不自然な渋滞に遭遇した場合には迂回する等の措置を講じてください。2013年には,邦人企業関係者が暴徒化したデモ隊の襲撃を受け,車両を破壊された上,人的被害を受けた事件も発生しています。特に,多数の縫製工場が所在するダッカ市内ランプラをはじめ,ガジプール,アシュリア,トンギ,サバール,ナラヤンゴンジ等の地域においては,大規模な抗議デモがたびたび発生していますので,こうした状況が確認された場合には,通過を含め,同地域への立ち入りを控えるなどの注意が必要です。
カ 一般犯罪への注意
 邦人の一般犯罪被害として,深夜や早朝に空港と市内の間を移動中の強盗,リキシャ(自転車を利用した人力車)・オートリキシャ(小型のオート三輪)・タクシー等で市内を移動中,又は降車時の強盗やひったくり,長距離バスで移動中の集団強盗,ホテルの部屋に侵入されての盗難等の被害例が報告されています。また,空港や博物館などの観光名所で親しげに声を掛けてきた人物に半ば強引に荷物等を運ばれて金銭を強要された事例や,睡眠薬強盗被害も発生しています。つきましては,被害の未然防止の観点から,以下の対策を講じてください。
○夜間及び早朝の外出は極力控える。やむを得ず夜間及び早朝に外出する場合にはオートリキシャ及びリキシャ等を利用しない。近距離であっても,移動には可能な限り自家用車を利用する。走行時は,窓を閉め,ドアは確実に施錠する。
○リキシャ乗車中は,バッグをひったくられないよう,シートと腰の間等の場所に置き,万一バッグをひったくり犯に引っ張られた場合の転倒防止のため,ショルダーバッグをたすき掛けにしない。
○リキシャ,オートリキシャ等は,可能な限り複数人で利用する。
○英語を流暢に話したり,片言の日本語で近づいてきたりする「リキシャ引き」には慎重に対応する(強盗グループの一味である可能性がある。)。
○強盗に遭遇した際は,犯人が刃物等の武器を所持している可能性が高いことから,抵抗したり大声で叫んだりせず,冷静に相手の指示に従うようにする。
○女性は脚を出す等の露出度の高い服装を避ける。
○不測の事態に巻き込まれないよう,政治集会,不審車両,宗教関連施設,バスターミナル,市場,映画館など人の多く集まる場所には近寄らない。
○空港や観光名所で親しげに声を掛けてくる人物にはついていかない。また,荷物を運ばせない。
○旅先で出会ったバングラデシュ人の家に招待された際は十分に警戒する。また,安易に査証(ビザ)発給のための保証人にならない。
○信頼できる警備会社による警備を検討する。
キ 雨季と洪水
 通常,6月から10月頃にかけての雨季には,しばしば洪水や地滑りが発生し,各種伝染病が流行することもあります。2007年11月には大型サイクロンがバングラデシュ南部に上陸し,死者・行方不明者4,000人以上という大きな被害をもたらしました。この季節にバングラデシュに渡航する場合は,気象情報にも十分注意してください。
ク 海外旅行保険への加入
 バングラデシュ滞在中に事件・事故に巻き込まれたり,病気になったりするなどして病院を利用する方が増えています。症状が重とくな場合には,医療施設の整った近隣国への緊急移送,あるいは日本への搬送が必要となります。保険に加入していない場合は,高額の費用を自己負担しなくてはならないため,万一に備え,バングラデシュに渡航する場合は,緊急移送サービスを含む海外旅行保険への加入をお勧めします。
ケ 「たびレジ」
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)について,現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして,2014年7月1日より,外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録者は,滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので,ぜひ活用してください。
 
(2)長期滞在者向けの注意
ア 不測の事態に備え,日頃から食料,飲料水等を備蓄しておくとともに,旅券,貴重品,衣類等をいつでも持ち出せるように準備しておくことをお勧めします。また,退避手段についても常時確認しておいてください。
イ 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在バングラデシュ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はバングラデシュを去る(一時的な旅行を除く)ときは,その旨を必ず届け出てください。なお,在留届は,在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による届出をお勧めします。また,郵送,FAXによっても届出を行うことができますので,在バングラデシュ日本国大使館まで送付してください。
ウ 在バングラデシュ日本国大使館では,ハルタルに関する情報や各種情報をEメールで随時提供しています。配信を御希望の方は,大使館領事班(consular@dc.mofa.go.jp )まで御連絡ください。
 
4.近隣国のインド,ネパール,ブータン及びミャンマーにもそれぞれ危険情報が発出されていますので,ご留意ください。
 
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)29022903
 
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)3047
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
          http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
 
(現地公館連絡先)
○在バングラデシュ日本国大使館
 住所:Plot No.5 & 7, Dutabash Road, Baridhara, Dhaka, Bangladesh
 電話:(市外局番02) 9840010
   国外からは(国番号880-2-9840010
 ファックス:(市外局番029841591
   国外からは(国番号880-2-9841591